「告白/湊かなえ」のあらすじとリアルな感想。主人公の容赦ない復習がヤバい!

小説
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こんにちは、Jomaです。

先日、湊かなえさんの『告白』を読み終えたのであらすじやリアルな感想、おすすめ度を紹介していきたいと思います。

「2009年本屋大賞」受賞の人気作を詳しく解説していきます。

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あらすじ

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、テビュー作にて、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!

内容紹介(裏表紙より)

帰りのホームルームで、生徒たちに教師を辞めることを突然伝えた中学校教師・森口。

そのあと生徒たちが聞いたのは、森口の娘・愛美の死と犯人に対する森口の残酷な復讐だった。

復讐に怯える人、犯人をいじめる人、気が狂う人、静かに見守っている人、事件を知らないが故に全てをグシャグシャにしてしまう人。

語り手が変わりながら時は進み、クラスの生徒たちとその家族を取り巻く状況は変化していく。

そして追い詰められた者は、最悪な行動に。

教師が告白をしたのは犯人への復讐だったのか、教師としての生徒への思いやりだったのか。

物語は衝撃なラストを迎える。

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こんな人におすすめ

  • ミステリー小説初心者の人
  • 中学生・高校生

『告白』は湊かなえさんのデビュー作で、ベストセラーミステリー小説として本好きに知らない人はいません。

読書人生のスタートとして読んでみるのもアリかもしれません。

ただ、少し特徴のある書き方なので、最初は慣れるまで苦労するかもしれません。

僕の意見として、この本は中学生・高校生に向けて書かれたような気がします。

少年法に守られている未成年。

最近では、それを盾に未成年が事件を起こすこともあります。

本書はそんな「綺麗ごと」は一切言わず、被害者側の気持ちを露骨に表現している一冊です。

罪の大きさと、これから大人になっていく自覚を感じさせられるかもしれません。

感想

『告白』

【面白さ】★★★☆☆
【結末】★★★☆☆
【おすすめ度】★★★☆☆

僕が初めてこの本を読んだときの正直な感想は「読みにくい」でした。

人によって作家さんとの相性はあると思うので、ここからは1つの意見として聞いてたいただければと思いいます。

僕は現在大学生なのですが、この本は中学生・高校生が読むとより面白く感じるのではないかと感じました。

設定が中学生なので、どうしても中学生・高校生の方が親近感が沸きやすく、僕が読んだときは真新しさを感じなかったです。

また結末ですが、途中まではノンフィクションっぽい感じ(もちろん内容はフィクション)なのに、最後はそれまでよりフィクション感が強くなってるように感じました。

あくまで小説なので、そこを気にするかは個人の問題ですが…

ただ物語の作り方であったり、感情の揺さぶりなどはさすが受賞作家だなと思いました。

急に落とされてドキッとすることが何度かありました。

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待望の映画化

小説の大ヒットもあり、『告白』は2010年に映画化されています。

主演の中学校教師・森口役は松たか子さんが務めました。

小説にはない臨場感と張りつめた緊張が、映像から伝わってきました。

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