最近すごく話題の英語系YouTuberあやね(Ayane。)さん。
純日本人ですが留学をしないで独学で英語を学び、発音が綺麗と話題です。
今回はあやねさんの英語学習方法を徹底的に調べました。
これまであやねさんが公開した英語学習法をまとめた完全版になっているので、ぜひ最後までご覧ください。
英語学習で意識していたこと
あやねさんが英語学習で徹底的に意識していたことは“英語脳を作る”ことだそうです。
あやねさんは勉強するときに以下のことを意識していたそうです。
- 日本語を介さない
- 自分は赤ちゃんだと思って学ぶ
- 少しずつでもいいから継続する
あやねさんは赤ちゃんが学ぶのと同じように日本語を介さず、英語を英語で勉強しています。
また、あやねさんは英語を勉強する際に「文法は中学英語で十分」と断言しています。
まだ中学英語が怪しい人は、本などを使ってサクッと勉強するのをおすすめします。
あやね(Ayane。)の主な勉強法
まず、あやねさんがYouTubeに投稿した英語勉強法の動画をまとめていきます。
語彙
あやねさんは高校生の頃、学校で配られたシステム英単語を使っていたそうです。
単語の意味を調べる際に日本語訳を見るのではなく、画像検索をして絵を直接書き込んでいたそうです。
少し見にくいですが、単語の隣に絵が描いてあるのが分かると思います。
画像検索の後は、英英辞書を使って意味・発音・例文を見ていたそう。
そうすることで、文脈と一緒に単語を覚えられるようになるそうです。
単語の説明で分からない単語が出てきたら、また英英辞書で調べたそうです。
勉強していくうちに学校で習う英語と実際に使う英語にギャップがあると感じたあやねさんは、日々ネイティブ英語に触れられるように環境を作ったそうです。
実際に使われている単語は実はそこまで多くなく、一つの単語がたくさんのフレーズとなっていると言っています。
あやねさんは単語を一つずつ覚える代わりに、それらを全部フレーズとして覚えたそうです。
例:put(置く)
この場合putだけを覚えると、文を作るときに何を(what)どこに(where)置くかを決めるときに困りますよね。
では実際にputを使った例文を見てみましょう。
He put the book(what) on the desk(where).(彼は本を机に置いた)
She is putting her gloves(what) on her hands(where).(彼女は手に手袋をはめている)
文章を見るとputを使ってどこに(where)置くかを決めるときに、onを使うことが分かると思います。
あやねさんはこのようにフレーズとして覚えたそうです。
私は文章ごと覚えてしまうのをおすすめします。
一つ覚えれば、あとはwhatとwhereを入れ替えるだけです。
学校や参考書ではput onとして暗記させられるのを、put (what) on (where)という文章を作る時に使える形で覚えることが出来ました。
また手袋をはめるときにもputを使えると知ることが出来ます。
はめる=手に置く という感覚です。
文を作ることに慣れる
先ほども言ったようにあやねさんは文法は中学英語で十分で、重要なことはそれに“慣れる”ことだと言っています。
あやねさんは、まず目に入ったものを英語で言う事から始めたそうです。
例:【状況】学校の帰り道で車を見かけた
1日目:A car
2日目:A red car
3日目:A small red car
4日目:A small red car is slow
このようにしてどんどん文章を長くしていったそうです。
発音
発音は練習と継続で上達した印象が強いと、あやねさんは話しています。
英語の勉強をする時に発音記号にはいつも目を向けておいて、真似をして発音をする。
これが鉄則だそうです。
これらを繰り返していくうちに正しい発音が自然と身につき、今では音を聞かなくても単語の読み方が分かるようになったようです。
またこの発音練習は主にシャドーイング中にやっていたそうです。
実践
ここまで来たら、あとは話す練習をするのみだそう。
あやねさんは外国人の友達を作ったり、英会話などのオンラインツールを用いて英語を話す練習をしていたそうです。
あやねさんはどれだけ知識を詰め込んでも、話す練習をしないと英語を喋れるようにはならないと断言しています。
あやね式シャドーイング
あやねさんはリスニングにおいてシャドーイングがとても役に立ったと話しています。
しかしよく紹介されるようなシャドーイングではなく、自分なりに改善していったあやね式のシャドーイングと語っています。
従来のシャドーイングから以下の3点を意識して変えたそうです。
- 文字と音だけでなくビジュアル情報があるものを使った。
- スクリプト(答え)を見る前に自分で書きだす。
- 文法が正しいか気にせず、理解を深めることに時間を使う。
個人的には文法をあまり気にしないというところが、面白いと思いました。
実際ネイティブ英語では言いやすいように省略されていることも多く、学校で習うことがスピーキングにおいてすべて正しいかと言われると難しい所です。
その点では文法ではなく、理解を深めるのに時間を使うことはとても効率的だと思いました。
ここからは、あやね式シャドーイングを具体的に紹介していきます。
動画の選び方
従来のシャドーイングではテッドトークなどのかしこまったスピーチを進めていますが、あやねさんはこれらをおすすめしていません。
あやねさんがおすすめする動画条件は以下の通りです👇
- オンオフ可能字幕が付いている
- 楽しく継続できるもの
- 複数人が話している
理想はテレビショーやシリーズものなど複数人が話している物ですが、難しすぎたり他に好きな俳優やアーティストがいる場合はそれでも大丈夫だそうです。
使用する動画のレベルはこの後詳しく説明しますが、シャドーイングをする前に55%~85%理解できるものが良いそうです。
以下の記事に、おすすめのYouTuberをまとめました。
字幕なしで見る
ここで注意することは、聞き流すのではなく理解しようと意識することです。
選んだ動画を、必要であれば自分に合った長さに分け、同じシーンを2~4回行います。
ただ色々なシーンを一気にやってしまったり、会話が途中で切れてしまうものは理想的ではないと話しています。
聞こえたことを書きだす・声に出す・字幕を確認
見終わったら字幕を確認する前に、聞こえたことを書き出したり声に出したりしてください。
特に声に出す作業は疎かにされがちですが、とても大切です。
次に字幕を付けてどこが合っていて、どこが間違っていたかを確認します。
正しいセリフに書き直し、声に出して言っていた場合は書き出します。
この工程をシーンごとに1文ずつ行っていきます。
ネイティブとのギャップを埋める
多くの場合、ネイティブ英語と自分の英語に違いがあります。
それらを解消するために、以下のことを書き足したりマークします。
- 実際には発音されていない所
- 単語同士が繋がっている所
- 単語のアクセント
発音が自分の認識と違ったときは、下の写真のように英語バージョンのふりがなを書くといいそうです。
次に馴染みのある単語が含まれる新しい表現やフレーズを拾っていきます。
ここでは「意味は何となく分かるけど、実際に使う時あまり思い浮かばない」というものをピックアップし画像検索します。
同時に英語の同義語と意味も調べましょう。
全ての単語を調べる必要はなく、自分が重要と思う単語や気になる単語を調べる。
先ほども書いたようにこの時点で、55%~85%、もしくはそれ以上理解できるものが良いそうです。
話し方を真似してシャドーイング
シャドーイングで重要なことは、覚えた表現を暗記しようとしないことです。
その代わりに次の日、その次の日…と何日も同じシーンをシャドーイングしてください。(もちろん次の日は、その日のエピソード+前日のシャドーイングです。)
またシャドーイングする際は、あたかも自分が話しているように感情を乗せるのも重要です。
暗記と似ていますが、どちらかというと体に刷り込ませていくイメージです。
そして自分でも実際に使ってみてください。
そうすることで新しい表現が確実に自分のものになります。
使っている単語帳
あやねさんはDistinctionという単語帳を使っていたそうです。
知っている方も多いかもしれませんがDistinctionはAtsueigoさんが作った、本気で英語を話せるようになりたい人向けの単語帳です。
この本の制作には何人ものネイティブスピーカーが関わり、本当に使う単語を厳選しています。
あやねさんは実際にDistinction 1とDistinction 2000を使っていたそうです。
Amazonのレビューを見ればわかりますが、受験用の勉強にはあまり向いてません。
一方で、英語を喋れるようになりたい人からは絶大な支持を得ています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はあやね(Ayane。)さんの英語学習法についてまとめましたが、私自身非常に理にかなっている勉強法だと感じました。
ぜひみなさんこの学習法で、あやねさんのようなカッコいい英語を目指しましょう。