こんにちは、Jomaです。
重松清さんの名作ともいわれている『青い鳥』。
先日読み終わったのですが、あまりにもいい作品だったので今回は紹介したいと思います。
心に響いた名言もまとめたので、そこだけでも見ていただけると嬉しいです。
そんな方にオススメしたいのがAmazon Audible。
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あらすじ
村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生は言葉よりももっと、大切な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒―後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当に大切なことは何かを教えてくれる物語。
内容紹介(裏表紙より)
「先生…なんで、先生になったんですか?」
吃音症の村内先生は、言葉がつっかえてうまく話せません。
この本は、そんな村内先生と悩みを抱えた生徒が本気で向き合う、8編の短編小説からなる作品です。
村内先生が先生になった理由は、悩みを抱えた生徒に”たいせつなこと”を伝えるため。
村内先生は生徒を助けるたびに「間に合って良かった」と呟きます。
本当に大切なことは何かを教えてくれる一冊です。
こんな人におすすめ
- 悩みを抱えてる人・昔抱えていた人
- 心に引っかかるものがあって一歩踏み出せない人
- 大切な何かを失った人
この作品がオススメの人を一言で表すと”心に突っかかるものがある人”です。
家族・友人などの人間関係でトラブルやいじめ・コンプレックスなど人に言えない悩みを抱えてる人に読んでもらいたい本です。
学生はもちろん、成長して大人になった方にも読んで欲しい1冊。
おすすめ作品TOP3
私のオススメ作品TOP3は
- おまもり
- 青い鳥
- 進路は北へ
です。
詳しい内容まで書いてしまうとネタバレになってしまうので、ここでは控えさせていただきます。
この本は載ってる順に読まなくても問題ないので、ぜひ1つ読んでみてください。
感想
『青い鳥』
【感動】★★★★☆
【涙】★★★★☆
【おすすめ度】★★★★★
全部★5ではないので言いにくいのですが、この本『青い鳥』は私が1番好きな本です。
とにかく良い。
何かがすごく良いのですが良い言葉が見つからず、【感動】と【涙】という評価点を使った結果★4になってしまいました。
過去に苦しんだ自分を、村内先生が慰めてくれるようでした。
この本は、その人が持っている過去によって評価が大きく変わると思います。
もちろん現在悩んでいる人にもオススメです。
好きな言葉・名言(一部ネタバレ含む)
「犯人かあ…そう呼ばれるのも、呼ぶのも嫌だよなあ」
青い鳥 P135
「いじめは……ひとを、きっ、嫌うから、いじめになるんじゃない。人数がたっ、たっ、たくさんいるから、いじめになるんじゃない。ひとを、踏みにじって、くくっ、くっ、苦しめようと思ったり、くくっ、くっ、くっ、くく苦しめてることにきっ、気づかずに……くくっ、くっ、苦しくて叫んでるこっ声を、ききっ、ききっ聞こうとしないのが、いじめなんだ……」
青い鳥 P193
「野口君は忘れないよ、みんなのことを。一生忘れない。恨むのか憎むのか、許すのかは知らないけど、一生、ぜっ、ぜぜぜっ、絶対に忘れない」
青い鳥 P197
学校の。教室は。みんな西を向いて座ってないといけないから、西を向くのが。つらくなる生徒も、いるんだよ。どこの。学校も。どこの。教室にも。
青い鳥 P360
でもなあ、ひとりぼっちが二人いれば、それはもう、ひとりぼっちじゃないんじゃないか、って先生は思うんだよなあ。
青い鳥 P364
「下の名前を呼んでもらえるってことは、ひとりぼっちじゃないってことだから。だっ、誰かがそばにいるってことだから……」
青い鳥 P419